鍼灸マッサージ院ごぎょうのブログです
開業前や開業後のあれこれを綴ります
2022-01-21
みなさん、こんにちは。
鍼灸マッサージ師 柏井です。
きのうは大寒。
いつもより寒いなぁと感じましたが、今日はもっと寒いです。
再びの感染拡大で引きつづきテレワークをされている方も多いと思います。
そこで皆さんに質問です。
「テレワーク中に音楽を聴きますか?」
ヘッドフォンやイヤフォンで好きな音楽を聴いたり、
生活音があるほうが集中できる方など、それぞれかなと思うのですが、、、
実際、どのような環境でお仕事されているのか、気になっています。
ヒトには心臓の鼓動や呼吸などのリズムがあります。
テンポのいい音楽を聴くことで心拍数が上がって気分がウキウキしたり、
ゆったりした音楽でリラックスしたり、、、
音楽療法という言葉があるように、
音楽は生理的、心理的にヒトの体に影響を与えています。
中国のふるーい書物、「黄帝内経 こうていだいけい」にも音楽療法のことが書かれています。
万物を5つに分ける考え方である五行説によって、音を五つに分けます。
宮・商・角・徴・羽。これを五音といいます。
現代でいうと、ド・レ・ミ・ソ・ラ、となります。
これを五臓に当てはめると、
肝蔵=角=ミ
心臓=徴=ソ
脾臓=宮=ド
肺臓=商=レ
腎臓=羽=ラ
となります。
例えば、脾臓が弱っている時や食後には宮の調の曲を聴くといい、ということです。
わかりやすく、五臓、曲名、症状・傾向をまとめてみます。
肝臓=胡笳十八拍 ・・・目の疲れ、頭の使いすぎ、筋肉疲労のときに。
心臓=紫竹調(紫竹の調べ)・・・気分を明るくしたいときに。
脾臓=十面埋伏・・・食後や食べ過ぎたとき。気圧の変化による怠さ・頭痛が出やすい方に。
肺臓=陽春白雪(ようしゅんはくせつ)・・・気の巡りを良くしたいときに。呼吸が浅くなりがちな方に。
腎臓=梅花三弄(ばいかさんろう)・・・とにかく足が冷える、テレワークによる足腰の弱りがきになる方に。
(漢方から見る養生音楽参考)
これを見て、
あるある!という症状のところの臓が弱っていますので、それに適した曲を聴いてみましょう。
YouTubeの「中国古典十大名曲」と検索すると出てきます。(紫竹調は含まれないので別で検索を)
二胡や琵琶の音色が心地よく、とってもおすすめです。
紫竹調、梅花三弄はアップテンポですし、
腎を養いながら気分も上がって、座り仕事をされている方にいいと思います(^ω^)
冬は気分も縮こまりやすいので、音楽でのびのびと過ごしてほしいです。
身体のメンテナンスには鍼灸を、
さらにリラックスしたい方はマッサージとの組み合わせがおすすめです。
鍼灸マッサージ院 ごぎょう