来院から受付~施術~お帰りまでの流れ
ごぎょうは雪が谷大塚駅南口降りてすぐ、セブンイレブンのビルの2階です。 外からは歯医者さんが見えます。
三菱東京UFJのATMの隣にある自動ドアが入り口です。ちょっとわかりにくいかもしれません。2階までは階段を上ってください。
受付と待合。落ち着ける空間です。初診の方はこちらで問診表を記入します。 詳しくお書き頂くと治療の助けになります。
施術後に飲み物をゆっくりお飲み頂くため、お会計は先にお願いしております。
お部屋の角にカゴとハンガーがあります。ご自由にお使い下さい。
こちらで治療着に着替えます。
お書き頂いた問診表をもとに、お話しを伺います。東洋医学的な診断に大切な要素の一つです。
※初回は問診を施術時間と別にしているのでお帰りが少し遅くなります。再診の方はこれまでのカルテをふまえて今日の状態をお聞きします。
色、大きさ、苔などを診ます。 気血の多少や寒熱の程度、胃腸の水分の状態などが判ります。
湿燥、寒熱、抵抗、陥下、膨隆、圧痛、硬結、動悸の有無などを診て 東洋医学的診断の参考にします。
脈拍が最もよくふれる、手首の橈骨動脈に指をあてて診ます。
脈診部は脈の大会と言って、気血が五臓六腑に循環する始まりであり終わりであるので、五臓六腑の状態を診る事ができます。浮き沈み、速い遅い、強い弱い、幅が大きい小さいなどで寒熱の状態を判断します。
東洋医学ではおおもとの原因(体の弱り・歪み)に働きかける治療のことを「本治ほんち」といい、歪みの結果として出ている症状を治療することを「標治ひょうち」といいます。
本治は、問診・脈診・舌診・腹診から導き出された証(東洋医学的診断)によって決まったツボにアプローチします。標治は患者さんの訴える症状が出ている場所を治療します。
両方にアプローチすることで根本的な治療につながります。
まずは鍼治療、本治で体(五臓)のバランスを整えます。手足にある「要穴ようけつ」(特に重要なツボ)に鍼をします。
経絡の走っている場所で鍼をする深さが変わります。浅いツボは皮膚に触れる程度、深いツボでも3~5ミリ程度です。
患部の治療はさまざまで、はりと灸を用途によって使い分けます。
鍼を刺して置いておく「置鍼ちしん」。
鍼を刺してすぐ抜く「単刺たんし」。
鍼に灸をのせる「灸頭鍼きゅうとうしん」。
もぐさを小さく捻ってのせる「透熱灸とうねつきゅう」。
もぐさを大きく捻ってのせる「知熱灸ちねつきゅう」。
もぐさを棒状にしてかざす「温灸おんきゅう」。
マッサージは指圧ベースです。お辛い個所と経絡やツボの関連を意識しながら、筋肉やコリを圧します。ツボは全身に365程あるので、殆どの場合お辛い所とリンクしています。
マッサージが効果的な東洋医学の証は、消化器系の弱りのある脾虚証と、血の滞る肝実証です。陰の虚が強く、虚熱が多い場合も圧すと熱が発散されるので向いています。
肩甲間部のツボ「膏肓こうこう」。「病膏肓に入る」という故事ことわざになっている有名なツボ。
ここに病が入ると名医でも治せないと言われた場所です。コリが出来やすいツボであります。
脚のマッサージは腎と膀胱の経絡がメインになります。
脚の疲れや弱りは腎虚の場合が多いので効果的です。
吸玉も経絡やツボを意識します。
吸ったツボの色の濃淡で体の状態を判断できます。
電動のポンプで吸う圧を調整します。
吸玉が効果的な東洋医学の証は、体の水が停滞した腎虚証や脾虚証、血が滞る肝実証です。吸って滞りを流します。
最後に脈を診て、必要があれば本治をします。 マッサージや吸玉だけのコースの場合は本治穴を指圧します。
今日の治療内容、主に体の状態(証)についてお話しします。
また、どんな生活をしたり、食事をするのがよいかという、今の体の状態に合った養生法もお伝えします。日々の生活が身体を作っているのです。治療をうけるとともに、養生をつづける事がとても大切です。
※感染症対策で、現在お飲み物のご提供は中止しております。
施術の後は、リラックスしてぼーっとしている事が多いです。ゆっくり着替えて、水分補給をしていって下さい。
黒豆茶or玄米茶or季節のフルーツを漬けた自家製黒酢をご用意しています。ホットかアイスかその時飲みたい物をお出しします。(体の寒熱の状態が分ります)
お大事にどうぞ。階段に気をつけてお帰り下さい。
施術後は体が治す方向へ傾いているので、激しい運動などはひかえて、出来るだけゆっくりして下さい。治療効果が高まります。
長風呂や深酒はいけませんが、適度な時間や量であれば普段通りにして頂いて大丈夫です。ただ、ぎっくり腰など炎症や痛みが強い時は避けて下さい。
特に、はりきゅうをした後の体の変化は、2-3日後に出る場合もあります。施術をしてから3日後までの体の状態を、次回いらした時にお伝え下さい。よりよい治療をする事が出来ます。
みなさんが帰られた後、担当した鍼灸師は、今日のお体の状態(脈・腹・舌や肌、寒熱などなど)と施術内容を電子カルテに記載します。
その情報は全鍼灸師で把握して、次にいついらして頂いても、前回から引き続いての治療をいたします。
当院をご利用頂いたみなさんにお声を頂戴しました。