鍼灸マッサージ院ごぎょうのブログです
開業前や開業後のあれこれを綴ります
2018-12-21
みなさん、こんにちは。
年の瀬も迫ってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
今週末はいよいよクリスマスの3連休(*´з`)
お出かけしますか?お家でパーティーでしょうか?
その時はチキンは食べますか?(カシワイは食べます!)
そもそも、なんでチキン???
諸説あるそうですが、
「アメリカ開拓時代、ヨーロッパ人がアメリカ本土に渡った時、
先住民であるインディアンが農作物や七面鳥を振る舞ってくれた」
というのが、クリスマスにみんなでチキンを食べる始まりだそうです。
七面鳥は大きいので、みんながお腹いっぱいになって、お祝いの席にもちょうどいい!
そういった由来があるにせよ、
数百年に渡って習慣化しているのは、
その食材がその時期に適しているからだと思うのです。
実際、東洋医学では『鶏肉』は『甘味』の性質をもっており、
気血を増やしたり、腎を補って精をつける食材と言われています。
つまり、体が温まる、ということ。特に下半身やお腹が温まります。
冬にはピッタリ!ということですね。
一方、中国の食文化では、『鶏』は夏に食べるものと位置づけています。
それは、『木』の性質があるからです。
なんだか主旨を見失いそうな話の進め方ですが、おつきあいください。
まず、なぜ『木』なのか、というと、
朝日が昇ろうとする時、「コケコッコ―」と鶏が鳴きますよね。
日が昇る『東』の方角は五行論で『木』に配当されているので、
鶏は東の性質に近いということから『木』の性質があると考えられています。
木は、上へ上へと成長し、発生・発散といった力強いエネルギーを表しています。
大きく羽を広げてはばたく鳥も、力強い陽の性質をもっています。
つまり、『木』と『陽』の性質をもつ鶏肉は、
汗を発散したり、行動的になる時期、つまり夏に摂ると良い食材と言えます。
これが、鶏肉は夏に食べるもの、と言われる所以です。
ですが、
冬は発散を抑えておかなくてはいけない時期です。
陽気を体のおく~の方に、収蔵しなくてはいけません。
じゃあチキンは食べない方がいいのか、という訳でもありません。
先程お話したように、陽の性質があるので身体を温めてくれますし、
甘味で気血を増やす効果もあります。
やはり、適量が大事。
根菜のスープなど、併せて温かい物を摂ってください。
チキンでお腹も心もほかほかな
クリスマスを過ごしていただきたいと思います。
今年の疲れは今年のうちに。
ごぎょうは12/30(日)まで営業しています。
年明けは1/4(金)からとなります。
よろしくお願いいたします。
鍼灸マッサージ吸玉院 ごぎょう