鍼灸マッサージ院ごぎょうのブログです
開業前や開業後のあれこれを綴ります
2018-02-05
みなさん、こんにちは。
厳しい寒さが少し緩んでいる今日この頃です。
1月のある月曜日、東京に雪が降りましたね。
その時、かしわいは雪だるまをつくりました。
じゃん。
時間とともに、
溶けはじめ、
最終形態がこちら。
この日の雪は、水分を多く含んだ
【湿雪】でした。
『こな~ゆき~ねぇ、こころま~でし~ろく♪』
とつい歌ってしまいそうな、
サラサラ雪のことを、
【乾雪】といいます。
雪だるまや、雪合戦には湿雪が適しています。
なぜなら、水分が多いので、
ギュッとすれば固まりやすいからです。
実は、東洋医学でいう【腎】も、
水分で固まっていることで形づくられています。
『腎は骨髄の気を蔵するなり』
という言葉があります。
骨髄は身体の深部にあります。
腎は、水分(津液)によって適度に堅くなり、
沈んで潜み、
体の深い部分=骨髄を潤すのです。
津液がなくなってしまうと骨は粉々、
つまりパウダースノー状態になってしまいます。( ゚Д゚)
逆に、津液が多すぎると硬くなりすぎて冷えます。
そこで、
【腎の気】が活躍します。
津液が多くなりすぎないように、調節します。
五臓が働くうえでも津液を必要としていますので、
腎から津液を出して、他の五臓に送る、というのが腎気の働き。
津液と腎気なくして、腎は働けないのです。
腎気を補うには、【鹹味】=塩味が必要です。
なぜなら、
塩は水分を引き寄せる性質があるからです。
固まり過ぎた腎から津液を出させるのに、塩味をつかいます。
ただ、現代では摂りすぎる傾向にあるので、
取りすぎないことに意識を向けた方が良いです。
酸・苦・甘・辛・鹹と、五味をバランスよく摂りましょう!
第69回さっぽろ雪まつりが本日より始まります。
あれだけ固まっているということは、湿雪なのでしょうか?
一度、生で見てみたいと思ってます。
まだまだ続く冷え込みに注意です!
鍼灸マッサージ ごぎょう