鍼灸マッサージ院ごぎょうのブログです
開業前や開業後のあれこれを綴ります
2021-09-02
みなさん、こんにちは。
鍼灸マッサージ師 柏井です。
肌寒い日が続いていますが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
きょうは、急に寒くなったときの体の状態についてお話ししたいと思います。
わたしたちのカラダは、体内に熱が溜まりすぎないよう、
汗腺が開き、汗をかくことで体温を下げ、
逆に、寒い時は熱の放出を防ぐため、汗腺は閉じ、体内の熱を温存します。
暑かったり寒かったりすると、汗腺の開け閉めを担っている自律神経は大忙し。
開けたり、閉めたり、また開けたり、、、スイッチの切り替えが激しいと疲れちゃいますよね。
そういった疲労が自律神経の乱れを引き起こします。
寝つきが悪い、途中で起きてしまう、なんとなく体がだるい、最近むくみやすい、、、
こういった症状は、自律神経の乱れからきているかもしれません。
また、東洋医学的な視点でみてみると、
汗腺の開け閉め=腠理の開闔(そうりのかいごう)を主っているのは「 肺 」です。
また、外邪が侵入しないよう、
体表面の護衛をしている気である「 衛気 」を循環させているのも肺の役割です。
なんらかの原因(気鬱、運動不足など)で肺が弱ってしまうと、
衛気の護衛力が弱まり、外邪が侵入してしまいます。
これが風邪の引き始めです。
こういった不調をどう対処したらいいのか、、、
自律神経をコントロールすることもできないし、、、。
肺って丈夫にできるものなの、、、?
と思いますよね。
じつは、「 肺 」は鍛えることができます。
じんわり汗をかく、軽い運動でOKです。
一番は散歩です。
「きょうは風が気持ちいいなぁ」とか、
周りの状況や音などを感じる余裕をもちながら、です。
このように、腠理の開闔の練習を日頃からしておくと、
急な気候の変化に対応ができます。
夏バテならぬ、秋バテに負けない健康づくりの参考にしてみてください。
全身のメンテナンスには鍼灸がおすすめです。