鍼灸マッサージ院ごぎょうのブログです
開業前や開業後のあれこれを綴ります
2018-09-27
みなさん、こんにちは。
冷たい雨が続いている今日この頃です。
昨晩は思った以上にさむくて、今晩は絶対に毛布を出そうと思っているかしわいです。
ところでみなさん、
お仕事に集中していると、ついつい歯を食いしばっていることはありませんか?
私も、気づくと顎に力が入っていることが度々あります。
歯の食いしばりや歯ぎしりの原因は、ストレス!
と、よく言われていますが、
東洋医学的にはどういうメカニズムが隠れているのか、、、。
1800年ほど前に書かれた、中国の書物にその原因が記されています。
まず、1つめ。
冷房や、冷たい風にあたったことが原因の歯ぎしりです。
冷たい風が、風邪(ふうじゃ)となって顎に侵入します。
すると、それを撃退しようと正気(=免疫力のようなもの)が活発になります。
風邪 VS 正気です。
激しい攻防によって、顎の周辺の筋肉も引っ張られ、
上下の歯が強く摩擦し合います。
この歯ぎしりは、同時に発熱や頭痛、身体の痛みなどがみられることもあります。
そして二つめ。
歯の中を流れている経絡に、熱が停滞したことで起こる歯ぎしりです。
普段からカロリーの高い物を食べたり、
肝臓に負担がかかってヒートアップした熱が、
「胃腸」に波及します。
すると、どうなるのかというと、
下の歯は「胃」、
上の歯は「大腸」の経絡が流れているので、
胃腸に波及した熱が経絡にのって上下歯の中を巡ります。
熱が経脈に充満して旺盛になり、歯が摩擦し合う、というメカニズムです。
ストレスももちろん原因の一つですが、
生活習慣をよく観察してみると意外と他の原因が隠れています。
特に、急に寒くなってきたので冷えには注意したいですね。
今日も温かくしてぐっすり寝ましょう。
鍼灸吸玉マッサージ院 ごぎょう